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【サキュバス】

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【概要

 女性の淫魔の代表格であり、その魔物。サキュバスは皆一様に美しい容姿と淫らな肉体を持っている為、あまりにも現実離れした女性が現れた場合サキュバスと疑ってみる事も必要だろう。

【生態】

 主に淫魔界、人間界の両方に生息している。人間とは異なり生存の為に食物を欲する必要は無い。代わりに精(雄の精液など)を必要とする。通常三大欲求とする、食欲、性欲、睡眠欲のうち食欲がそのまま性欲に直結する為、人間の何倍もの性欲を有し好色である。精を摂取しなければ生きられないという特性上、生後しばらくは母(場合によっては父)の授乳で育つがすぐに成体となり、その後は己の肉体を用いて直接雄から精を搾精する。

【搾精】
 口や胸、臀部など様々な部位を用いて搾精を行う。獲物が一番好み精液を大量に出す手法を用いる。性交は基本的に騎乗位を好み対象となる雄を組み敷いて行う。膣は迎え入れたペニスの形状に徐々に馴染んでいく為、性交を続ければ続けるほど快感が増していく。また膣の個体差も人間のそれ以上に大きく、それに加えて締め付けることや脈動させる事も自在に行える名器である。
そのためサキュバスから逃れようと思う場合、早急な脱出が重要になる。だが執拗に纏わり付いてくる彼女たちの肉体は底なし沼のようであり、もがけばもがく程その深みに沈み込んでしまう。

 サキュバスは雄を何人かで共有する。獲物である雄を複数人で快楽責めに陥れ、より上質の精を搾りあげる為である。このように複数のサキュバスに気に入られ同時に搾精される場合、人間の精液などすぐに枯渇する。こうなるとサキュバスは自身の催淫効果のある体液(主に母乳や愛液、唾液)を飲ませ無理矢理に精液を増産させる。

 だがこうして作られた精液もすぐに搾精されることとなる。複数による搾精を受ける場合自力で脱出できる可能性は限りなくゼロに近いものとなる。

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上図、サキュバスに共有される雄(出典はこちら

【搾精死】
 大抵の人間にとって、サキュバスとの生の性行為は耐えがたいものである。理由は単純に快感が大きすぎるからである。その快感は通常の十倍とも百倍とも言われている。これは人間の男性にとっては、女性が性交渉で感じる快感に近い。しかしながら男性はそのような快楽に耐えうる身体構造になっていない。ゆえに相手をするとしてもせいぜい一人が限度だが、サキュバスの特性上複数人で獲物に襲いかかることが多いためそうも行かない。

 そうした場合サキュバス達は魔術を用い対象の脳に干渉して、快感に耐えられるようにい色々な方法を用いる。また勇者の様な特殊な力を持つ者は、彼女達にも多少耐性があり何もしなくとも身体的には大丈夫なことが多い。しかしそれはあくまで脳が壊れずに耐えられるというだけであり、快感の度合いは一般人と変わらない。むしろ耐性があると言うことでサキュバス達にとっては都合が良く、精も上質であるため勇者の血族の者を見つけると積極的に襲いかかる。そうなると勇者は大量に集まってくるサキュバスの相手をしなければならず、一般人よりも過酷な快楽に曝されることとなる。
 快感に耐えられるようにしてもらったり、勇者の血を引いていたとしても、あまりに精液を搾られすぎると衰弱死は免れない。だがそこまでの行為を行う事は希で、大抵はその一歩手前で休憩や精液増産のための母乳などを摂取させられる。これはサキュバス達淫魔の絶対量が人間に比べ非常に多い為である。人間界に潜むサキュバスの数はそれ程でもないが、それは淫魔界にいる彼女達の数をカウントしていないからである。それだけ沢山のサキュバスがいる為、人間を搾精死させていくようでは仲間の分を補えなくなるのである。

【性癖】
 サキュバスは性格にも様々な多様性がある。これもひとえに人間の為であると考えられる。人間の多様な性癖を満足させるため彼女達もそのような性格を持っているとされる。

【生殖】
 サキュバスの繁殖の方法は二通り存在する。一つ目に、淫魔界で淫素を元に無から生まれる方法である。この場合は下位のレッサーの状態で生まれることとなる。二つ目は交尾による有性生殖である。サキュバスは雄の淫魔、インキュバスと子を作ることはできないので他種族の雄から精液を搾精し生殖に用いる。その際、特に性欲が強く姿形の近しい人間が一番狙われることとなる。

 サキュバスは本能により膣内で射精された精液を食事として吸収してしまう為、妊娠をせがまれた雄は数十回にも及ぶ膣内射精を強要される事となる。また精液の質も重要になってくる。彼女たちに良質な精の持ち主と認定された場合複数のサキュバスに執拗に狙われる事となるだろう。
 人間とサキュバスとの間で子をもうけた場合、男児が生まれる確率は極端に低くなり女児ばかりが生まれることとなる。また女児の場合はサキュバスとして生まれてくる。

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上図、サキュバスに子種を何度もねだられる雄

出典はこちら

その場合レッサーサキュバスにはならない。

​ サキュバス種は人間とは倫理観が異なる為、生まれてきた娘が父親の精を欲する事もしばしばある。それ故サキュバス一体から娘達とのハーレムが無限に形成される事も起こりうる。

【独占欲】

 上記したようにサキュバスは、基本オスを共有するという性質からこのような欲をもつことはあまりない。しかし場合によっては、それを有してしまうことがある。それは大概、後天的な要因に起因する。

 独占欲を抱いてしまったサキュバスは非常に危険である。理由としては、対象のオスに病的なまでに固執してしまうからである。そうなってしまった彼女から逃げることは非常に難しく、女体を用いての誘惑、夢の世界への干渉、魔術を用いての催眠、身体の改変などを行い何としてでも対象を自分のものにしようとする。たとえ人間界に潜み、人間の価値観や常識を理解しているサキュバスであろうとも、独占欲に飲まれてしまうとそれらをすべて捨て去って手段を選ばなくなる。そのうえ彼女たちに人間の寿命や時間の概念は通用しないため、どれだけ時間がかかろうと気にしない。さらにはそれらの年月が彼女の欲望を高めてしまうので時間がたてばたつほど危険だと言える。

 独占欲を抱かせてしまう理由としては、『複数人のサキュバスの中で一人だけをないがしろにあつかってしまう』といったことや『どうしても結ばれることのできない環境』などがあげられる。

 また独占欲は、彼女たちを『胎魔』に変えてしまうことがあり、この種のサキュバスは胎魔の生態上、より危険である。

独占欲

【伴侶としてのサキュバス】

 いろいろ人間と異なる事が多く時には恐ろしく見える彼女達だが、なんのことは無く、彼女達とて人間の様な心を持ち合わせている。環境や本質の違いにより、すれ違うこと、考えの相違も大いにあるだろうがしっかりと心を通わせお互いを理解しあえたのなら、生涯の伴侶となる事も十分にあり得る。

 もしそうできたのなら、彼女達は一途に献身的に生涯を通して側にいてくれることだろう・・・。

下図、仲睦まじくデートをしている人間とサキュバス 出典はこちら

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