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迷宮の​底で

†~ここまでのあらすじ~†


 少年王宮騎士であるセスは、自国の命で迷宮に1人で偵察に来ていた。
 そこで彼は罠にかかってしまう。
 そんな彼を助けてくれたリレアと名乗る美しい女性。
 しかし彼女はこの迷宮にいた淫魔。彼女はセスの精液を吸精することが目的であった。
 1度は彼女の元から逃げ出したものの、すぐにつかまり彼女たちの住処へ連れて行かれ、セスは彼女とその仲間の淫魔達によって今まさに吸精されようとしていた。

※※※


「もう逃がさないから」

「あっ……!」

 どうしよう、どうすればいいんだ?

「あぁ私、もう我慢できないっ」

 いきなり正面にいた淫魔の一人が、僕の唇を奪いながら押し倒してきた。

 

「…………っ!」

 

 驚いたが口をふさがれて声が出ない。僕を押し倒した淫魔は、両手で顔をぎゅっと抱きながら激しくキスをしてくる。
 淫魔の温かくぬらりとした舌が口内に侵入してくると、僕の舌をからめとるようにうごめき唾液を吸いとっていく。
 淫魔のほうからも、舌を伝わせ甘い唾液が注がれてくる。
 注がれた唾液は強制的に呑み込ませられる。そして淫魔の唾液の効果なのか身体がとろけていくような感覚に襲われた。
 

 ちゅっ、ぴちゅっ……
 

 キスをする唾液の入り混じった音が僕たちの口の隙間から洩れている。
 淫魔から与えられるキスの快感に僕は翻弄され始めてしまった。
 もう自分の口がとろけてしまっていると錯覚させるほどで、僕の脳をしびれさせ思考能力を奪うには十分すぎるほどだった。

「うぁ……ん……やめ………んんっ」

 

 それでもどうにか抵抗しようとするが力が入らず、僕に跨っている淫魔を押し返すことができない。
 それに言葉も唇をふさがれてうまく出せない。

「もう、1人で楽しむなんてずるい」

「私も味わいたいのに」

 

 キスをする僕達の様子を見ていた他の淫魔達が我慢できなくなったのか不満を言いながらにじり寄ってくる。
 他の淫魔たちが交代するようにねだっているようだが僕に跨り唇を奪った淫魔は一向に退こうとしない。

 

「あーあ、もう夢中になちゃってるわね」

 

「仕方ないわよ、生の人間の男があんなにかわいい子じゃね」

 

「もう、ずるーい! はやくかわってぇ」

 

「ねぇ、待つよりほかの部分で楽しんだ方がいいんじゃない?」

 

「それもそうね」

 

 僕の周りに群がった淫魔達が、身体中に手を這わせ弄ってくる。
 身体の上を何本もの手が這い、中には服の中に潜り込ませて直接触ってくる者もいた。
 くすぐったい何とも言えない刺激が襲う。そしてズボンの上から股間もなでられた。

 

「!!」
 

 なれない刺激に身体がビクッと反応する。

 

「やっぱり、夢の中で感じるのとはわけが違うわ」

 

「すごい、セス君に触ってるだけでアソコが濡れてきた」

 

「やっぱり服が邪魔ね、そろそろ脱がせたいからちょっとどいてくれる?」

 

 ちゅぱっ……
 そう言われ仕方なしにキスをしていた淫魔が名残惜しげに唇を離した。激しいディープキスでお互いに分かち合っていた唾液が僕と彼女との口の間に、トロッとした糸をかけた。

 

「はぁ、すごいわ……。 生身の人間とのキスがこんなにもいいなんて……」

 

 キスをしていた淫魔は、蕩けたような表情でそうつぶやいた。
 一方の僕は、激しいキスで体力も精神力も奪われ息も絶えたえになってしまった。

 

「さぁ、服を脱ぎましょう」

 脇から1人の淫魔が僕に覆いかぶさり、シャツのボタンを上から順にゆっくりとはずしていく。
 覆いかぶさっている淫魔のふくよかな胸がふるふると揺れているのが見える。
 その様子は僕に女性の胸がどんなに柔らかいものなのかを教え刻みつけるかのようだ。
 胸に気をとられている間に僕のシャツのボタンは1つまた1つと開けられていく。

「……うぅっ、ダメです……やめてください……」

シャツに手をかけている淫魔の手首をつかむようにして止めさせる。

「嫌、抵抗なんかしないで」

「私たちはセス君を気持ち良くしてあげたいの? ダメなことなんて何もないでしょ? だからおとなしくして……ねっ?」

 両脇から2人の淫魔が僕の腕を片方ずつ掴んだ。
 先ほどのキスによってすでに大した力が入らなくなっていた僕は、2人の淫魔によって簡単に捕らえられてしまった。

 

「あぁ、本物の男の子の指だ~」

 

 そして左手をつかんた淫魔はそのまま人差し指を口に入れ唾液でぬらつく舌で舐めしゃぶり始めた。
 指先から淫魔の口内の温かさと濡れ具合が伝わり、指を舐められるたびにぴちゃっ、ぴちゃっと水音がする。
 指の先だけを口に入れ吸うように愛撫したり、一気に指の根元まで咥え込んだり、舌だけで指全体を下から上へと舐めあげたりと様々な愛撫が続く。指から身体全体へジワリと快感が広がっていく。

 

「んっ……、気持ちいい? 指じゃなくて、他のところ……舐めてもいいんだよ?」

 

 指を舐めながら淫魔が上目づかいで僕を見つめてきた。
 それだけで心臓が跳ね上がった。

 

「セス君……みて」

 

 今度は右手をつかんでいた淫魔が吐息を感じるほどの耳元で僕にささやいてきた。
 いわれるがままに右を向くと淫魔が上半身を露出させ豊満な胸を露わにしていた。

 

「私のおっぱい、セス君の好きにして……」

 

 彼女は僕の右手を胸に押し当てた。
 手のひらに収まりきらないほど大きな胸がむにゅっとした柔肉の感触、と汗ばんだ吸いつくような肌の感触を伝わらせる。

 

「あんっ……」

 

 淫魔は甘い声を出し、胸に押し当てた手の感触を楽しんでいる。

 

「もっと強く……」

 そう言うと彼女は僕の右手に自分の手を覆いかぶせ強引に胸を揉ませる。
 動かす掌に形に合わせて張り付き、吸いついてくる淫魔の胸は女性の胸を触ったことのない僕をその魅惑の感触の虜にしていた。
 そうこうしているうちに僕はシャツをすっかり脱がされ、裸になった僕の上半身が淫魔たちの前にさらされた。
 もう僕は興奮で身体が火照りすぎてこの薄暗い部屋の冷たい空気さえも感じられないほどになっていた。

 

「セス君の身体とても綺麗…………全身舐めまわしたいわ」

 

「ほんとだよね……とても男の子に見えない」

 

 誰かが僕の腹を指でなぞる。
 つつーっとした、くすぐったい感触に背筋を震わせる。

 

「ひゃぅっ! ……や、やめて……」

 

「やあん……かわいいー♪」

 

「いじめたくなっちゃう」

 

 もはや僕は好き勝手に淫魔に弄ばれていた。
 そして今度は何人かの淫魔がズボンを脱がせようと、ベルトに手をかけ始めた。

 

 ま……、まずいっ!
 

 上半身は何人もの淫魔に取り押さえられ動けないので、下半身を腰だけをひねるように動かし、ベルトをはずそうとしている淫魔たちから逃れようとする。

 

「こらっ、まだ抵抗する気なの?」

 

「動かないでください、セス君」

 

 リレアさんの声がした。
 確認はできないがどうやら彼女は下半身側にいるようだ。
 淫魔の1人が僕の腰に手をまわして動けないようにがっしりとつかむと、他の淫魔がたちがベルトをはずし始めた。
 腰をつかんでいる淫魔は女性とは思えないくらい強い力で、僕は腰をひねることも浮かせることもできない。
 あっさりとベルトを外され、ズボンを脱がされた。
 ペニスはもうすでにはちきれんばかりに勃起し、パンツを今にも破りそうな勢いでテントをつくている。

 

「あぁ、素敵……。この下に……おちんちんがあるのね」

 

 腰を押さえていた淫魔が誰に言うわけでもなくうっとりとつぶやいた。

 

「さあ早くパンツもおろしてしまいましょう」

 

 僕は何もできないままズボンを脱がされてすぐに最後の防具ともいえるパンツをおろされてしまった。
 痛いほどに勃起した僕のペニスが淫魔たちの前にさらされた。

 

「これが……セス君の……」

 

「あぁ……素晴らしいです…………」

 

「おおきいし……美味しそうな匂いがする……」

 

「うぅ…………」

 

 淫魔達は生唾を飲み込んで僕のペニスを凝視しているようだった。
 こんなふうにペニスを見られたことがない僕は恥ずかしさのあまり顔が紅潮する。
 両手で顔を押さえたいが、四体を淫魔に押さえられどうしようもできない。
 顔を見られたくない僕は、ぎゅっと目をつぶった。

 

「恥ずかしそうにするセス君かわいい」

 

「むぅぅ……!」

 

 誰かに顔を抱きかかえられると、また唇を奪われた。

 

「さあリレア様どうぞ、セス様のものを味わってください」

 

「ありがとう、でもみなさんも味わいたいのに私だけが独り占めするなんてことはできないわ。みんなで味わいましょう?」

 

「ありがとうございますリレア様!」

 

 キスをされて様子はわからないが、誰かが僕のペニスを手でやさしく包み込んだ。
 ひんやりとした手が爆発してしまいそうなほど熱を帯びたペニスを冷ましてくれるようで心地がいい。

 

「セス君のおちんちんとても熱くなっていますね」

 

 この声はリレアさんだ。
 リレアさんが、あの美しい人が僕のペニスを握っている。
 そう理解すると僕の劣情は刺激され、限界まで勃起したペニスにさらに血が集まる感触がした。
 ペニスをつかんでいるリレアさんの手が不意に上下に動いた。

 

「ひゃぅっ!」

 

 その行為は今までに感じたことのない快感を感じさせ、僕は情けない声を洩らしながら身体をびくっと震えさせた。

 

「ふふっ……セス君は敏感さんですね」

 

 リレアさんはペニスをゆっくりとした一定のリズムで上下に動かし始めた。

 

「ぁあ、あぅ……あっ……ぅう……」

 

 僕は快感に耐えきれず口から媚声を洩らしていた。

 

「セス君は可愛い声でないてくれますね……ふふっ……可愛いがいがあります」

 

 リレアさんはもう夢中といった様子で僕のペニスを弄っている。
 いつの間にか僕にキスしていた淫魔も僕の口から離れその淫猥な姿を凝視している。

 

「あぁ、先走り汁が…………」

 

 リレアさんは僕のペニスの先から出てきた先走り汁を自分の指ですくい口へと運び、舐め始めた。
 

「んちゅ……美味しい……極上の…………ちゅっ……味がします」

 

 自分の指ですくった汁をなめきると、また亀頭の先に指をつけ舐める。
 まるでつまみ食いを止められない子供のようだ。

 

「セス君もっと、もっと出して下さい」

 

「ぁあ……や、やめて……」

 

 リレアさんはさっきよりも速いペースで上下にしごく。
 最初に見たおっとりとやさしそうなリレアさんは、ただ雄の体液を求める淫らな雌となっていた。

 

「リレア様その……、私達もセス君のおちんちんにさわりたいです……」

 

 淫魔の一人が夢中になっているリレアさんに申し訳なさそうに言った。

 

「あ……ごめんなさい、私すっかり夢中になっていました」

 

 それを聞いてリレアさんはやっと我に返ったように僕のペニスから手を離した。

 

「じゃあみんなでセス君を気持ち良くしてあげましょう」

 

「はい♪」


 

 リレアさんの愛撫から解放されたばかりの僕のペニスが次から次へと覆うようにまとわりついてくる淫魔達の手に捕らえられてしまった。

 

「うぁっ……」

 

 もう何本の指がペニスにまとわりついているのかもわからない。
 淫魔達は息を合わせてゆっくりと僕のペニスを上下に動かし始めた。
 力強く掴まれている部分もあれば、少し軽めにやさしく覆うようにまとわりつかれている部分もある。
 ペニスがゆっくりとしごかれるとそれらの部分が快感のアクセントとなって僕のペニスに快楽を与える。
 経験したことのない感触と快感に僕は体をよじらせながら快楽に呻いていた。
 僕のペニスからは我慢汁がだらだらと流れ、それが僕のペニスを覆い尽くしている淫魔達の手に付く。
 それはぬるぬるとした潤滑液となり滑りを良くし、しごくスピードを早めさせた。
 精液が睾丸から尿道へと込み上げてきた。もう射精まで秒読みの状態だ。
 だが射精するということは淫魔に精を奪われ吸われるということ。
 ここまで追い詰められ、急に恐怖を感じた。

 

「や、やめ……てください…………! これ以上されたら…………」

 

 無駄だとわかりつつも、身体をひねらせ最後の抵抗を試みてみた。

 

「まだ抵抗する気なの?」

 

「そんなことなさらずに、私達に身を任せて下さい」

 

 僕はペニスへの愛撫に参加できなかった淫魔達に抱きつかれ、あっけなく動きを封じられた。
 上半身の両側に僕の腕を抱えるようにして淫魔が抱き付き、胸を押し当てる。
 両足には一人ずつ淫魔がまたがり座った。
 僕は全く動きができなくなってしまった。
 抵抗もできなくなってしまった僕は、淫魔達に身を任せるしかなかった。
 先走り汁という潤滑液も手伝ってか淫魔達の手の動きがどんどんと早くなっていく。

 

「ぁ……んぁっ…………もぅ…………!」

 

 ついにペニスに与えられる快感が許容範囲を超え、出るのを今か今かと待ちわびていたように精液が勢いよく飛び出た。
 

 ビュクッビュクッビュクッ!!
 

 初めて女性によって出される精液は、感じたことのない快楽と一緒に放出された。
 腰が勝手にびくっびくっと痙攣してしまう。
 吐き出された精液は淫魔達の手をどろどろに白く汚し、勢いよく飛び出したものは僕の身体や淫魔の身体に降りかかった。

 

「見て下さいセス君……」

 

 リレアさんは自分の手についた精液を僕に見せつけるように指で弄る。

 

「こんなに熱くて……ドロドロで……いい匂いがして…………あぁ、素敵です」

 

 うっとりしたように呟くと、それを自分の口に近付け赤くぬらついた舌でぴちゃぴちゃと音を立て舐め啜りはじめた。
 僕はそのあまりの淫猥な姿から目を離せずただ見つめていた。

 

「んちゅっ……美味しい…………セス君の味がする……」

 

 他の淫魔達も降り注がれた精液を奪い合い少しでも多く取ろうと貪欲に精液を舐めている。
 自分の手についたものを堪能するように舐める者、他の淫魔の身体に降りかかったものを舐める者、僕の身体についたものを舐めとろうとする者、皆が皆、思い思いの方法で僕の精液を貪っている。
 僕のペニスに残っている精液を絞りだそうとする淫魔もいた。
 彼女は棒の部分を軽く手で持つと、亀頭を軽く咥え尿道から絞り取るように吸い始めた。

 

「っ――――――!」

 

 亀頭が急に濡れそぼった淫魔の口内に案内され、そして貪るように吸われる。
 それは射精直後のペニスには苦しいほどの刺激を与えた。

 

「ずるいー、まだ舐めちゃいけないんだよ」

 

「それなら私も参加させてもらうわ」

 

 すると今度は棒の部分に吸いついてくる感触がした。

 

「ひぁっ!」

 

 唇のプルっとした感触と口内の温かく濡れた舌が伝わり、ペニスを溶かし奪いあう愛撫が始まった。
 舌の動きはまるでペニスの形を確かめるかのようで、しかもそれが一方向からではなく左右から感じられる。

 

「ぅあ……だ、だめ…………」

 

 射精直後の僕がそんな愛撫に耐えられるわけもなく、身体をよがらせ何とか快感を逃がそうとのたうつ。
 ペニスからは残った精液はとっくにすべて吸いとられ、代わりに淫魔の口に我慢汁がダラダラと流れている。
 またすぐに精液が出そうな感覚がやって来て、睾丸がきゅっと引き締まる。

 

「ちょっと、貴方達! リレア様の中に十分に注いでもらうまでセス君の精を無駄に出させてはダメよ!」

 

 銀髪の淫魔がペニスへの愛撫を止めるようにそう促すと、僕のペニスに群がっていた淫魔達が渋々離れた。
 やっと狂いそうなほどの刺激から解放され僕は肩で息をする。
 気が付くと淫魔達は僕の身体からは全ての淫魔が離れ、そして僕を囲うようにして見降ろしながら座っている。
 まるで何かの儀式の生贄のようになった気がして怖くなった。
 するとリレアさんが前に進み出て、仰向けになっている僕のお腹の辺りを跨いで立ひざの状態で僕を見降ろしてきた。
 上を見上げると、リレアさんと眼があった。
 そして僕を見ながらよう妖艶にほほ笑んだ。
 リレアさんも興奮しているのか顔が赤く惚けたように染まって、整っていた髪も少し乱れている。
 上半身の衣装はすでに全て脱いでおり、豊満な白い胸と、綺麗でピンク色の少し小さめな乳首が見えている。
 その姿はとても妖美で僕は、心を射抜かれたようにぼうっと見ていた。

 

「さぁ……セス君……私と一つになりましょう」
 

 今までで一番、甘くとろけるような声で僕に言った。
 その言葉に今から行うことの理解をすると、僕の心臓はうるさいほどに鼓動を刻み、そして喩えようもないほど興奮してきた。

 

「見て下さい……」

 

 リレアさんは自分のパンツの紐に手をかけると、スルッと解き自分の秘所をさらした。
 そこには毛が生えておらず、つるつるで全て丸見えだった。
 いやらしい肉の裂け目が、女性器の全てが見えた。
 初めて見る女性器は想像していたよりもずっと綺麗だった。
 それはリレアさんが淫魔だからかもしれない。

 

「精液を舐めてから、セス君のペニスをここに欲しくてたまらなくて……こんなになってしまいました」

 

 リレアさんは自分の秘所を両手で広げた。
 割れ目から見えるリレアさんのアソコの中は、血色のよさそうな綺麗なピンク色で肉壁が何とも艶めかしく蠢いていた。
 そして溢れかえる愛液で洪水になっている。
 それらはねちゃっと肉壁の間に糸をかけ、おさまらないものはとろとろと下の方から垂れ始めていた。
 僕はおもわず生唾を飲んだ。

 

「見えますか? セス君がこんなふうにしてしまったんですから責任を取ってくれますよね?」

 

 リレアさんは片手で僕のペニスをつかむと自分の秘所の入り口へと導いた。

 

「さぁ、私のここでセス君のおちんちんを食べさせてください」

 

 あれにペニスを入れたらおしまいだ――――
 そう自分の中で警告がしていた。
 逃げ出すなら誰にも拘束されていない今しかない。
 おそらく最後のチャンスだ。

 

「…………」

 

 そうわかっていたが、理解していたのだが、僕は金縛りにあったように動くことができなかった。
 僕が抵抗しないことを理解したのかリレアさんは笑みを浮かべ亀頭を入り口に擦り付けた。

 

 ぬちゅっ

 

「――――ぅっ!」

 

 先を擦りつけられただけなのだが、ペニスの先からは電撃のような快感が走り僕は情けない声を上げた。

「ふふっ」

 

 そしてリレアさんは角度を整え狙いを定めると、腰を重力の従うままゆっくりと降ろしてきた。
 にちゃっとした音と共に、ペニスの先がゆっくりとリレアさんの肉壺の中へ沈んでゆく。
 

 ぬちゅっ、ぬちゅっ……
 

 まるで蛇が獲物を捕食してくようにリレアさんのアソコは僕のペニスを歓迎し、呑み込んでゆく。

 

「あぁぁぁ―――!」

 

「ぁあん……いい、だんだんとセス君が私の中に入ってくるのが感じられます」

 

 リレアさんの中は温かく、滑った粘度の高い愛液であふれているようだ。
 秘肉は迎い入れたペニスを隙間なく覆い尽くし、逃がすまいとするかのようにぎゅっと絡み纏わりついてくる。
 ペニスはぬちゅぬちゅと、どんどん沈んでリレアさんの柔らかく汗ばんだお尻が僕の腰の上に乗っかるのと同時にペニスの根元までがすっぽりと収まった。

 

「ぁぁああっ……ぅぁあっ!」

 

 ビュルッ!ビュルルルルルッ!!
 

 人間の女性の中にさえ入れたことのない僕は淫魔であるリレアさんの中の舐めしゃぶられるような感覚にまったく耐えることができず入れただけで精液を出してしまった。

 

「ひゃん、セス君……早いですよ」

 

 僕は身体を震わせ弓のように反らし、腰を突き上げてリレアさんの一番奥に精液を迸らせる。
 それを膣肉はすべて吸いあげ、さらに貪欲に求めるように脈動している。
 このまま死んでしまうのではないだろうかと思えるほどの快感に支配された。

 

「あぁ……、セス君がどんどん流れてくるのが分かります……」

 

 リレアさんは中で感じた精液の感触をうっとりといい、目を細め僕の方を見つめていた。
 僕はシーツを掴み全身に力を入れ快感に耐えていた。
 リレアさんの中ではまだ狂ったように精液が放出されている。

 

「だめ……!! と、とまらない……!!」

 

 射精を長引かせるように膣肉が絶妙なタイミングで蠢き締め付けるので、射精が止まらない。
 それに加えリレアさんが小刻みに腰をくねらせるのでペニスの根元から精液が絞られる。

 

「あああぁ…………」

 

 何も考えられなくなって、体力も精神力も使い果たしころでようやく長い長い射精が止まった。
 僕は疲れ果て死人のようにぐったりとした。
 それでもリレアさんの肉壺のとろけさせるような感触はペニスは萎えさせてはくれなかった。
 僕は肩で息をしながら何とか呼吸を落ち着かせようとするが、いまだなおペニスが肉壺にじわじわと追い詰められ整いそうもない。

 

「セス君まだ全然足りません……さぁ、どんどん私の中で出して下さい」

 

 リレアさんは僕の胸のあたりに両手をついてゆっくりと腰を上下に動かし始めた。
 射精直後で敏感になっているペニスがリレアさんのきつく締めあげてくる肉壁に擦られ痛ましいほどの刺激が伝わる。

 

「そんなっ!…………ま、まって……うぁぁあ!」

 

 僕はその刺激に身をよじらせながら、リレアさんの動きを止めさせようと手を伸ばす。
 が、その手はあっさりとリレアさんの手に互いの指をからませるようにして捕らえられ動かせなくなってしまった。
 指を解こうとしてもしっかりと絡ませ握られてしまった僕の手は、リレアさんに解放する意思がない限り解くことはできそうにない。
 手も動かせず、リレアさんに跨られ乗っかられていることで身動きを全く取れない。
 一方的な動けない状態で僕は極上といえる快楽を無理やり味わせられていた。

 

「ぁん……はぁん……セス君の、おちんちん……ぁあん……硬くて熱くて、気持ちいい」

 

 ぬるぬるにぬめっている肉壁がさらに密着するように締まり、蠢きペニスを舐めしゃぶってくる。
 そしてヒダにペニスが擦られるたびに強すぎる快感が降りかかる。
 淫魔と言うにふさわしすぎるほどの肉壺が加減なく僕を襲う。

 

「ぁぁあ……ぅあ、や、やめ……て……」

 

 そんな快感に耐えられるはずもなく僕はただ媚声を上げながらリレアさんのされるがままになるしかなかった。
 僕の上で淫らに腰を振っているリレアさんは豊かな白い胸をたゆんたゆんと揺らしながら快感を貪っている。

 

「はぁ、はぁ……ごめんなさい私、セス君が可愛すぎて……気持ち良すぎて、腰が止まらないんです!」

 

 リレアさんの腰の動きがさらに早くこねくり回すような妖しい動きな変わると、とたん快感も倍増し、精液がのぼってきた感覚とともにペニスがびくびくとリレアさんの中で跳ねる。

 

「そ、そんなにされたら…………ぼく……またっ」

 

 もうすでに僕は限界だった。淫魔から与えられる快楽の前ではもはや耐える耐えないの次元ではなかった。

 

「どうぞ……好きなだけセス君のあっつい精液を…………私の中にいっぱい出して下さい」

 

 僕は、リレアさんの手をぎゅっと握りしめたまま、また快感の証である精液を震わせ迸らせた。

 

「ああぁぁぁっ―――――!」

 

 ビュルッ!ビュルルルルルッ!!―――――

 

「ぁぁあん、出てるのがわかります……セス君のおちんちんが私の中でびくびくって震えて、精液がいっぱい……ぁあっ、いい! もっと!」

 精液を出しているにもかかわらずリレアさんは腰の動きを休めず、吐き出される精液を1滴残らず吸いあげるかのように腰を前後左右に揺さぶっている。
 それがまた新たな刺激となってか、僕のペニスからは奥から奥からと、どんどん新しい精液がリレアさんの膣内へ送られていく。
 同時に身体の中の力が抜けていく気がした。
 ただ疲れて、力が抜けていくのとは全く違う。
 何か、自分の奥底に眠る何かが引っ張り出されていくような感覚がする。
 だが今の僕にはそんなことはどうでもいい。
 気持ち良すぎて何も考えられない。

 

「はぁっ、はぁっ……」

 

「ふふっ、もっともっといっぱい出して下さい……私の中をセス君のでいっぱいに染め上げて下さい!」

 

 休まる暇もなく、またリレアさんが僕の上で腰を振って動き出した。


「あぁ……やっと、セス君の力が私に全部注がれました」

 

 何回目かの精液をリレアさんの膣中に出したときにそう言った。
 自分のお腹を愛おしそうになでながらうっとりと眼を細めている。

 

「これで姉さんの言われた通りに……」

 

 精液を絞り取られ過ぎて、疲れ果て何も考えられない。
 これでようやく満足してくれたのか、リレアさんの膣に精液を注ぎ続けることが終わったらしい。

 

「リレア様、そろそろ私たちも我慢の限界です」

 

「もう自分を押さえていられそうもありません」

 

 えっ―――――
 

 忘れていた。
 淫魔はリレアさんだけではないということを。
 リレアさんとの交わりにだけに夢中になりすぎていた。
 周りを見ると淫魔達が目を潤ませ、もの欲しそうな眼で見ている。
 皆、自慰でもしていたのか、顔を赤らめ服も脱ぎ秘所を惜しげもなく晒している。
 どの淫魔もあそこに毛が生えておらず、秘所は愛液が洪水のように溢れている。
 その姿はまるで発情した動物のようだ。

 

「ごめんなさい私ばかり楽しんでしまって。今からは、皆さんでセス君を心行くまで味わってください」

 

 リレアさんが僕の上から腰を上げる。
 ずずずっとリレアさんのアソコからペニスがゆっくりと引き抜かれていく。
 まだリレアさんの膣は僕のペニスを味わっていたいとでもいうように、絡みついてくる。

 

 にゅぽっ
 

 と音がしてようやく挿入してから一度も抜かれることのなかったペニスが抜けた。
 ペニスはリレアさんの愛液がたっぷりと付けられ、生々しくぬめり糸を引いている。
 驚いたことにあれだけ出したはずの僕の精液はリレアさんの膣から一切溢れてこなかった。
 まるですべて吸収しつくしたかのようだ。

 

「みなさんセス君と交わりたいのに私のために我慢してずっと待っててくれたんです。今から彼女たちの番ですからしっかり満足させてあげて下さいね」

 

 そう言ってリレアさんは僕の頭をゆっくりとなでてから離れた。
 代わりに他の淫魔達が四つん這いの格好で僕ににじり寄ってくる。
 背筋に冷たいものが走る。
 リレアさん一人を相手にしただけでもう僕の身体は限界に近いのに、この状態からこれだけの淫魔の相手を新たにさせられる。

 

 逃げなきゃ――――
 

 僕は精気を奪われ衰弱している身体を起き上がらせベッドに手をついて後ずさった。
 しかしそんなことはまるで無駄だった。

 

「捕まえた! もう絶対逃がさないからね!」

 

「あっ―――」

 

 後ろに淫魔がいたようだ。背中から捕らえられ、柔らかい女性の身体の感触が伝わってきた。
 そして彼女はすぐに僕を羽交い締めするかのように手をまわし、動けないようにがっしりと抱きかかえた。
汗でにじんだ肌が僕の全身に吸いついてくる。背中には弾力と柔らかさを兼ね備えた胸がむにっとつぶれ張り付いている。

 そして淫魔は急に耳にかぶりつきしゃぶり始めた。

 

「うぁっ!」
 

 口にあふれた唾液でじゅるじゅると音をたてながら吸いついてくる。
 耳をしゃぶられているだけなのに僕は性感帯を刺激されているかのように感じてしまう。
 背中の淫魔に動きを止められ、今度は前方から迫っていた淫魔の一人が僕を前から跨ぎ抱きついてきた。体重を預けるように思いっきり抱きつかれたので、力を全く入れてなかった僕は背中に張り付いている淫魔ごと仰向けに倒れ女体に挟み込まれてしまった。
 柔らかく弾力をもった淫魔の身体が僕の上と下で潰れ、胸やふとももといった肉つきのいい部分の感触を嫌でも感じてしまう。
 女肉の柔らかさ、包みこまれる気持ちよさに僕は身をよじる。
 上にいる淫魔が僕の顔を抱きかかえるようにして唇を奪った。

 

「んちゅ……じゅるるっ…………っちゅ……」

 

 唾液をたっぷりと注ぎ込みながら舌がぬらぬらと動かし口内を犯してくる。
 僕の舌に執拗なまでに絡んでくる淫魔の舌の動きに僕は翻弄され、口内に注ぎこまれた唾液を呑み込んでしまう。
 淫魔の唾液は甘美な味がし、体内に注がれる度にもっと欲しくなってくる。
 身体は疼いたように熱くなり、ペニスに次々に血液が送られぎんぎんに勃起する。
 まるで強い媚薬だ。
 淫魔は次から次へとろとろとした唾液を流し込んでくる。
 僕と淫魔の唇の間からどちらのものとも言えない唾液が頬を伝わって流れる。
 だがそんなことは気にならないほど僕は淫魔とのキスに夢中になってしまっていた。
 しばらく僕に唾液を飲ませた後、キスをしていた淫魔が僕から離れた。
 そして今度は違う淫魔が進み出てきて僕の股間の辺り跨いだ。
 淫魔の媚薬のような唾液を飲まされ続け、ペニスは痛いほど勃起している。
 それをつかむと蜜の滴る秘所の入り口にあてがった。亀頭の先にぬちゃっとした熱い粘液の感触が伝わってきた。

 

「はぁ……はぁ……これで私もやっとセス君のおちんちんが食べられる」

 

 僕に跨っている淫魔は、息を荒くし顔を上気させ愛おしげに見つめてくる。
 もはや止めるすべなどなかった。そして淫魔は体重をかけ腰を沈め始めた。
 ぬちゅっと粘性の音がして熱く愛液で溢れた蜜壺に亀頭が呑み込まれた。

 

「はぁっきた! セス君のおちんちん……私に全部ちょうだい!」

 

 さらに淫魔は腰を沈め全てを自分の中に入れようと呑み込む。
 ずずずっと僕のペニスが淫魔の肉壺に捕食される。
 もう充分なほど愛液で満たされた淫魔の肉壺はペニスをすんなりと最奥まで導く。

 

「―――――っ!」

 

 根元まで僕のペニスが淫魔の膣に収められると、膣肉がペニスを味わいつくすように絡みつき締め付ける。

 

「あぁん……すっごく硬くて、熱い……」

 

 自分の中に僕のペニスをとり込んだ淫魔は惚けたように呟いている。
 中に挿入されたペニスの感触をひとしきり楽しむと、更に味わい貪るように腰を動かし始めた。
 ぬちゅっ、ぬちゅっと結合部から淫らな水音がする。
 淫魔はペニスの感触に夢中になりながら、自分の胸を自らの手で揉みしだき欲望を満たすようにひたすら快感を求めていた。
 僕は目の前の淫魔の痴態に劣情を刺激され淫魔の膣の中でペニスをびくびく震わせていた。

 

「いいなぁ、早く私の番にならないかな」

 

「セス君が射精したら交代だからね」

 

 周りの淫魔達はその様子を物惜しげに見ている。
 我慢できなくなったのか自らを慰め出す淫魔もいた。
 情欲を刺激するような淫臭がたちこめる。
 後ろにいる淫魔は柔らかい女肉で僕の身体をやさしく受け止めながら、胸や太ももを感じさせながら首筋にかぶりつき舐めしゃぶり、両手で僕の身体を腹から胸へかけなでまわしている。
 この女肉のベッドは、まるで決して抜け出すことのできない底なし沼のようだ。

 

「うぁ……はぁ……んぁぁ……」

 

 僕はもうどうしていいのかわからず、淫魔に挟まれ声を洩らしながら淫魔に翻弄されていた。

 

「……んあぁっ……あん♪」

 

 僕の上では一定のリズムで淫魔が腰をひたすら上下に動かしている。
 中ではペニスが膣壁に擦られ弄られ舐められひたすらに膣の中に入れる事の気持ちよさを感じさせられる。

 

「あぁん、だめぇ……セス君のもっと味わっていたいけど、早く……早く精液が欲しいの!」

 

 ペニスを咥え込んでいる淫魔がそう言うと、今までねっとりと味わうように蠢いていた膣が、急にきつくペニスを締め付け、精液を求め絞り取ろうとする激しい動きに変わった。
 根元からペニスがどんどん奥へ奥へと導かれる。
 耐えれるわけもなく一気に追い詰められる。

 

「うぁぁ……やめっ!」

 

 何とか動きを止めさせようと、淫魔を抱きかかえるようにして背中に手を回す。

 

「はぁん……ぁん……セス君……かわいい♪ もっと抱きついてセス君を感じさせて!」

 

 しかし逆効果だったようで、抱きつかれ気を良くした淫魔は僕をぎゅっと抱き返しながら腰だけをさらに激しく上下に動かす。
 きつく纏わりついてくる肉壁にペニスが擦られ快感がペニスから身体中へそして脳へと送られる。

 

「うぅ……出ちゃうよ……また…………」

 

 動きも止めることができず、肉壁から刺激を与えら続けペニスは限界を迎えていた。

「いいよ、セス君の……好きに私の中に出していいから……いっぱい出してぇ……」

 

 淫魔は今までの妖艶な雰囲気を忘れさせてしまうほどやさしさに充ち溢れた眼差しで僕を見つめ唇をふさいだ。

 

「――――!」

 

 どくっどくっどくっ―――
 

 身体を女体に包み挟まれ、そしてペニスをびくびく震わせながら女体の中に大量の精液を吐き出した。
いや、吐き出させられたと言ったほうがいいだろう。
 精液は淫魔の膣内に歓迎され、蠢く肉壁によって根元からきゅっと締め付けられどんどんと奪われていく。

 

「んぁぁあん!」

 精液を感じ取ったのか淫魔は歓喜の媚声を上げる。
 ペニスごと自分の全て吸収されるような感覚に襲われる。
 激しい射精に身体の力がすべて抜けてしまう。脱力した僕の身体は後ろの淫魔がやさしく受け止めてくれた。頭をやさしくなでられ柔らかい体に包まれる。
 僕は淫魔に身体を預けながら、呼吸を整え身体を休める。
 しかし、その時間も長く続きそうになかった。

 

「いいなぁ、すごい気持ちよさそうだったよ」

 

「はやくかわってよぉ」

 

 周りの淫魔達は、自分の番を今か今かと待ち望んでいる。
 まだ続けられるみたいだ。
 僕1人に対して淫魔は何人もいる。そしてその全員が膣内で射精してもらうのを順番に待っている。
 

 いったい僕はいつまで…………
 

「もう…………しかたないわね……」

 

 ペニス咥え込んでいる淫魔が身体を起こし、膣からペニスをゆっくりと抜く。
 淫魔の膣はペニスを離したがらないように、肉壁で締め付けてくる。
 ぬちょぬちょと音を立てながら入れるときの何倍も遅くペニスが抜かれる。
 最後にちゅぽんっと音を立ててペニスが肉壺から解放された。
 精液をあれだけ出したにもかかわらず萎えていないペニスが自分の腹にあたる。
 それは淫魔の膣液でぬるぬるとてかりぴくぴくと震えている。

 

「もっと、味わていたかったのに……」

 

 ペニスを解放した淫魔は、不満の声を上げる。
 淫魔の膣もペニスを味わい足りないというかのように、淫猥に蠢いていた。
 そして今まで咥えていた淫魔が僕の上から退くと、銀髪の淫魔が僕を跨ぎペニスを掴む。

 

「うぅ、まって下さい。もう……無理です」

 

 情けない声を上げ、この快楽の宴から解放されることを願った。

 

「だめよ。こんなにおちんちん大きくして何を言ってるの?」

 

 僕に跨った銀髪の淫魔はそう言って、ペニスを秘所の入り口に導きあてがった。

 

「私の番まで頑張ってねセス君♪」

 

「私のアソコっとっても気持ちいいんだよ? はやく一緒になりたいね」

 

 周りにいる淫魔達が僕のに寄りながら耳元で呟く。
 今僕にできることは、ペニスを立てて淫魔達の膣に精を放出することだけ。

 

「さぁ、いただくわ」

 

 ゆっくりとペニスがまた淫魔の膣にのみ込まれていく。
 もとからいろいろな体液でぬるついていたペニスは、さらにぬるついている淫魔のアソコに簡単に咥えられてしまった。

 

「あぁぁんっ! いいわ……人間の生のペニス、すごい!」

 

 またぬめる肉壺の感触が僕に襲いかかる。

 

「うぁっ……!」

 

 淫魔は媚声を、僕はうめき声をあげた。
 この淫魔の膣はいままでの2人よりも愛液の量が多くぬるつく感触がさっきよりもすごい。
 膣肉は柔らかく包み込み、沼のようだ。
 根元まで入れると淫魔は僕の上でそのまま動かずにしばらくその感触を味わっているようだ。
 動かずに入れているだけでも僕のペニスは淫魔の温かい膣肉によって真綿で締め付けられるような快感がじわりじわりと襲いかかる。

 

「私の中にセス君がいるのが分かる……ぴくぴく震えて可愛い」

 

 淫魔はひとしきりペニスの感触を味わってからゆっくりと腰を動かし始めた。膣はまるで舐めるかのような感触を与える。
 裏筋に纏わり尿道を舐めあげるような肉の感触がたまったものではない。
 ぬるぬるとしている膣の滑りの良さ、ペニスをきつく締めあげ包み込みまるで逃がすまいとするかのような肉壁、この矛盾しているように思える2つの感触が僕を追い詰める。
 ペニスが淫魔の膣に出し入れされる度に亀頭の先から熱い先走りをだらだらと吐きだしてしまう。

 

「やぁん……元気っ♪」
 

 淫魔は僕の上に手をついてうれしそうに腰を振る。
 ぬちゅぬちゅと音を立てて収まりきらない愛液が結合部から溢れペニスから睾丸へ、そしておしりの方へと垂れていく。

「ミレちゃんのアソコから溢れたお汁がセス君のお尻の方まで垂れてるよ。すごくエッチ」

 

「はぁん……だって気持ちいいから…………どんどん溢れてきちゃうの。とまらないの」

 

「ミレちゃんは気持ちいいといっぱい出ちゃうもんね。仕方ないから私が舐めてあげるよ」

 

「―――――っ!」

 

 いきなり誰かに尻を舐められた。
 穴の方から睾丸へとかけて下から上へざらついた舌が這う。
 生温かい舌に尻を舐められ、感じたことのない感触が伝わって思わず身じろぐが、下の淫魔に抱きつかれ上から淫魔に跨られそれもできない。

 

「セス君、こんなとこ舐められて気持ちいいのかな? お尻の穴がぴくぴくしてるよ~?」

 

「や、やめて…………そんなとこ……舐めないで!」

 

「あれ、気持ち良くないの? じゃあ気持ち良くなるまで舐めてあげるね」

 

 垂れた愛液を舐めあげるかのようにしていた舌が、今度はお尻の穴だけをほじくるように舐め出した。
 穴に舌先が侵入してきて、その異物感と共にペニスからとは違った気持ち良さがおとずれる。

 

「いや……はうぅぁ…………!」

 

「はぁ、はぁ……セス君! 私と……してるのに他のことに気を取られないで…………おちんちんが気持ち良くないなら…………もっと動いてあげるから!」

 

 お尻の方にばかり気をやって、機嫌を損ねたのか上に跨ってる淫魔が激しく腰を揺さぶり始めた。
 腰が上下に動くたびに白く大きな淫魔のお尻が何回も僕の腰にペタンと当たり、そして生温かい蜜壺の中でペニスが溶かされていく。

 他の淫魔によるペニス以外に与えられている刺激も助長して身体全体に与えられる刺激が何倍にも増加する。

 

「くぅぅ…………ぁぁ…………!」

 

「あぁ、セス君のよがる顔見てるとアソコがたまらなくなって……我慢できない」

 

 突然快楽に呻く僕の顔を、誰かが立ひざで正面から跨いだ。
 息がかかる距離に淫魔のとろとろになった秘所がある。太ももにまで蜜を垂らしながら物欲しそうに蠢いている。
 むわっと雄の本能を刺激するような雌の匂いが僕の嗅覚を支配した。
 そして淫魔は僕の目の前で毛の生えていない淫口を両手で開く。
 くぱぁっと広げられたそこは卑猥に糸を引き淫液で溢れ、そして内部ではピンク色の肉壁が蠢いている。

 

「セス君のおちんちんが欲しいのに貰えなくて……我慢してこんなふうに……」

 

 切なそうな声で上から僕を見降ろして淫魔が言う。
 そして、そのまま腰をおろして秘所を僕の口に押し当ててきた。

 

「んんっ――――!」

 

 淫魔の白く柔らかな尻に顔を埋められ、口いっぱいに淫魔の愛液の甘いようなとても濃い味が広がる。
 鼻からはさっきよりも強く匂いが侵入してくる。

 

「お願い、私のおまんこを舐めて……」

 

 僕は淫魔の匂いと味に感覚が麻痺させられ、言われるがまま舌を突き出して淫魔の秘所を舐めた。
 ぬるっとした愛液が舌に付き、溢れたものが口にとろとろと垂れて女の味が口いっぱいに充満する。

 

「はぁん! もっと……もっと舐めてぇ!」

 

 淫魔はさらなる愛撫を求めて恥骨を顔に押し当てながらむっちりとした太ももで僕の顔を挟み込んだ。
 僕の顔は淫魔の太ももによって完全に固定され、ただ目の前にある淫魔の発情しきった秘所を舐め続けるしかなかった。
 淫魔の秘所からは舐めれば舐めるほど終わりなく淫液が溢れ逃げ場のない僕はそれを強制的に飲ませられる。
 あふれ出る淫液は、唾液よりも強い媚薬のような作用があるようで僕の身体はより熱くそしてペニスは淫魔の膣でより一層大きく硬くなった気がした。

 

「あぁんっ、おっきく……私の中でセス君のおちんちんが大きくなったぁ♪」

 

 ペニスが淫魔の中で体積を増したことにより膣圧が先よりさらに強く感じられ、それに貪られるペニスにはたまったものではない快感が伝わる。

 

「んんんんんん――――っ!」

 

 びくっびくっびくっびくっ
 

 顔面に跨った淫魔の尻の下でうめき声をあげながら、精液が銀髪の淫魔の膣の中に迸った。

 

「ひぁぁ、セス君の精液すごい、気持ちいい―――私もいっちゃう!」

 

 精液を膣内に浴びて、銀髪の淫魔も絶頂に達したようで媚声をあげている。
 そして淫魔の絶頂に合わせて、膣が妖しく蠢く。

 淫魔の意志なのか本能的な動きなのかはわからないが出される精液を奥へ奥へと取り込もうと下から上へ脈動している。

 

「中で…………出されることがこんなに気持ちいいなんて…………」

 

 絶頂した淫魔は力を抜いて余韻を楽しんでいるようだ。

 

「早くぅ……セス君が逝ったんだから交代よ」

 

「我慢できない……精液が欲しい」

 

「もぅ、もう少しセス君と繋がって余韻を楽しませてよ」

 

 周りにせかされ僕に跨っていた淫魔が仕方なしにどいたようだ。
 しかし解放されたのもほんのつかの間、顔面を淫魔に跨られ見ることはできないがペニスがまた違った感触の肉の間に入れられた。

 

「んん―――――」

 

もうペニスは何度も膣に入れられているがここの感触には慣れることができない。入れられる度にうめき声が出てしまう。

 

「ダメッ、セス君……休まないで私のアソコを舐め続けて……!」

 

 いろんな感触に翻弄され舌での愛撫を休めたことで、顔面に跨ってる淫魔が不満の声をあげた。僕は何も考えずに再び淫魔への舌での奉仕を再開する。 

 

「はぁんっ! いいっ…………セス君……もっと中まで舌を突きいれて!」

 

 不意に、僕の両手が淫魔に捕らえられた。
 右手、左手と淫魔が一人づつ僕の手を捕らえている。

 

「ちゅっ……んんっ…………」

 

 淫魔達は、中指を口内に咥え込み唾液の滴る舌で舐め始めた。
 温かい口内に導かれた指から伝わる舌の感触に全身に鳥肌が立つ。
 しばらく舐め続け、中指が唾液まみれになった頃に指を秘所に導き挿入させた。

 

「あんっ……いいわ」

 

 淫魔の媚声と共に指先から熱くぬるっとした肉の感触が伝わる。
 膣肉は細い指にもかかわらずしっかりと包み込みやわやわと刺激してくる。
 そして僕の手を下に降ろして、そこに跨るようにして腰を動かしだした。
 指が膣肉に擦られる度に、淫魔の膣内の突出した突起、ざらついた波のようなヒダなどの複雑な構造を感じてしまう。

 もしここにペニスを入れてしまったらすぐにでも射精してしまうということが嫌でもわかる。
 

「もう、私達やることが無いじゃない……全然番が回ってこないじゃない……」

 

「それじゃあセス君を早く射精させちゃえばいいのよ」

 

「そうね、乳首をいじめてあげましょう」

 

 僕の乳首に淫魔が一人づつ吸いついてきた。

 チロチロ舐めるように舌を転がしたり、ときどき甘くかみつき吸いついてきたりと、僕を飽きさせないように常にいろいろな感触を伝わらせてくる。

 まるで開発された性感帯のように感じてしまう。

 

「んんんんんっ――――!!」

 

 淫魔達の媚声と体液の音に支配された聴覚、淫魔の愛液によって支配された味覚、押し当てられた淫魔の秘所に支配された視覚、むわっとした淫臭に支配された嗅覚、そして身体中に纏わりついた淫魔達の手や太もも、おっぱいの舌の感触に支配された触覚、僕は五感の全てを淫魔達に支配され悲鳴とも呻き声とも媚声ともいえない声を組み敷かれた淫魔の柔肉の下で出しながら何が何だかわからないうちに淫魔の中に精液を撒き散らしていた。

 びくっ、びくっ、びくんっ、びくんっ――――――!!!

 

 射精中もやむことなく続く淫魔達の愛撫に僕の身体は痙攣する。
 身をよじることもできないほど淫魔達に纏わりつかれ僕は快感を逃がすことができず、快感の全てを受け止めそしてペニスからは自分の全てを放出していた。

 


 僕は快感のあまり失神し、そしてまた快感で目を覚まさせられる。それを何度も繰り返していた。今も淫魔に跨られペニスを貪られている。
 僕に跨っている淫魔の脇から、リレアさんが寄り添ってきた。

 

「どう、淫魔の身体を次から次へと味わう感触は?」

 

「ぁぁ…………」

 

「天国みたいでしょ? 好きなだけ快楽を味わって…………それがあなたの役目なんだから」

 

 リレアさんは軽く僕のほほにキスをして僕からそっと離れた。

 

「じゃあ私は、お姉さまのところに行ってくるわ」

 

「はいわかりました、リレア様」

 

「セス君を壊してはダメよ、私も帰ってきたら楽しみたいのだから」

「承知いたしました」

 

「じゃあ、またねセス君…………」


 どれぐらいの時間が立ったんだろうか?
 僕はすでに時間の感覚も失って淫魔と交わり続けていた。

 

「あぁん! セス君上手になったよ。もっと腰振って! もっと感じさせてぇ!」

 

「はぁ、はぁ……はい……」

 

 僕はもう自分の使命も忘れていた。

 家に帰ろうともせず今はただ淫魔と、交わり腰を振り続けてる。

 いくら満足させようとも求められることに終わりがなかった。

 だから食事と睡眠の時間以外はこうして淫魔達と交わり続けている。

「ぁあ、出ちゃう……! また精液が出ちゃうよ!」

「いいよ! 腰をもっと打ちつけて、中の一番奥に出してぇ!」

 ドクッドクッドクッ!――――


 四つん這いになっている淫魔に腰を突き出して膣の最奥に精液を注ぐ。

 

「やぁぁん、きもちいいー! 精液いっぱい出されておかしくなっちゃう!」

 

「僕も、いい! きもちいいよぉ!」

 

 中で蠢く肉壁が僕の精液を絞り取って奥へと送っている。
 僕は淫魔の背中に覆いかぶさるようにして余韻を感じていた。

 

「はぁはぁ、すっごく気持ち良かった……もっと、もっと精液出したい」

 

「セス君……いいよ。 もっと私の中に出してぇ」

 

「だーめ! セス君! 次は私だよ!」

 

 淫魔が仰向けに寝転がって手を差し出し僕を招いて僕にペニスを入れられるのを待っている。

 その姿がどうしようもなく愛おしくて僕は、淫魔に覆いかぶさる。
 いくら精液を出しても淫魔の体液を飲ませられる度に新たな精液が生産され、それをまた出させられる。そして射精する度に訪れる快楽が僕をここに縛り付ける。
 でもこれは自分が求めたものだったのかもしれない。
 だから僕は今日も淫魔達と快楽を貪っている。
 光の届かない暗い迷宮の底で。

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