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【インフェリア】

サキインフェリア.png

【概要

 現在確認されているサキュバス種の中で、最も劣った存在。虚ろな目に、身体は痩せこけ、とてもサキュバスとは思えない存在である。また『インフェリア』とは極端に劣った淫魔的存在を指す場合もある。

【生まれの理由】

​ インフェリアが生まれる理由には大きく二つあると言われる。一つ目に歪んだ世界でサキュバスと人間が子をなす場合である。一言で歪んだと言えど色々あるが、とにかくサキュバスの力が満ちない様な世界の事を言う。

 もう一つは双子のサキュバスにおいて、生まれる瞬間その片方に力の大半が流れてしまうという理由である。これは意図せず偶然に起こりえるため、回避のしようも無い事象でもある。

【生態】

 インフェリアの大きな特徴として性行が行えないという事があげられる。これは単純に膣が使えないからである。そのため性の知識すら持たない個体がほとんどで、しかしながら生存の為には人間の精が必要という矛盾した生態の中に生きている。そういった理由のせいでインフェリアの大半はそのまま死んでしまうことが多い。ただ口は使えるため、人間の精を運良く受け入れることのできた個体は生き延びる事ができる。ただ痩せ細って魅力の欠片もない彼女達に好き好んで精を与える人間などそうはいないだろう。

【成長

 精を与え続けると、彼女達はそれなりに成長する事ができる。個体差はあるが、知性や言語能力も改善され、話す事もできるようになる。ただそれでもサキュバス特有の巨乳で豊満な身体とはほど遠く、膣が使えないのは相変わらずである。

 しかし人間の幼い少女くらいの見た目には成長し、容姿もかなり改善されるため人間が彼女に入れ込んでくれた場合生きながらえることができる。また精の一時的な代用としては牛乳も使える。普通のの精であればそこまでの成長しかできないため、インフェリアがサキュバスまで成長するには、『特別な人間の精』が必要となる。さらには最後のきっかけとして『特別な月の光』も必要である。

 インフェリアに限った話ではないが、月の光はサキュバス種に大きく影響を与え、また力の源となりえる。とくに赤身のかかったイチゴのような月(Classic Moon)は彼女たちに多大な影響を与えその力を大きく引き上げる。

 最後にインフェリアがサキュバスに変わるときは、そのままサキュバスに変わるためレッサーを介すことはない。レッサーとインフェリアはまったくの別物と言っていいだろう。

サキ幼.png

上図、成長したインフェリア

【インフェリアという存在】

 彼女達がそもそもなぜ生まれてしまうのかは、はっきりとはわかっていないが始祖のサキュバス達が表世界にいた頃、すなわち大昔にはインフェリアという存在はいなかったとされる。時の流れの中で生まれた様々な歪みによって彼女達は生まれ、またインフェリアという存在は歪みの象徴であると言うこともできるだろう。

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